2007年06月15日

カズ&レッド

今日仕事帰り、最寄りの駅からの帰宅途中の小さい川でホタルが数匹飛んでいるのを見かけた。今日のように湿気の多いムッとした日には毎年見かける光景だが、改めて梅雨を実感した瞬間でもあった。そして、毎年梅雨入りとともに歳をとるジメジメ男のレッドフォックスです(どんなキャッチフレーズや^^;) 相変わらずのスロー更新でおなじみのレッドフォックスです^^ これでええわ^^; 

44年というとものすご〜く長い気がしますが振り返ってみたら、あんまりたいした事してへんなぁ… って感じるばかりですわ^^; いやほんまに… 自分の半生を本にしたら5ページくらいで終わってしまいそうです… いやほんまに… あと何年人生があるかはしりませんが、10ページくらいにはなりますかねぇ^^; 目次で2ページほどかせいで… 

とかなんとか考えていると誰か来たようである。

「居てるかぁ?」
「何しに来てん」
「何しに来てんて… エライ言われようやなぁ」
「まぁええがな、こっち入りぃな」
「おぅ」

突然現れたようだがこの男、LPカズと呼ばれているワシの友人である。念の為に言っておくがLPガスではない。カズである。LPとはLife Plannerの略だそうだ。要はカズという愛称の生命保険屋である。こう言ってみるとどことなく軽薄そうなイメージを抱かれるだろうが、なかなかどうしてこの男… 男前なのである。見た目もそうなのだが、中味もまた男前なんである。小学校からの付合いになるが、昔から回りからの信頼の厚い、何かと頼りにされる男である。ワシも幾度となく助けていただいた… 本当に感謝している人物である。ただこの男… 小っさいのである。いや、これまた念の為に言っておくが、身長の事である。ポコーチンの事ではない。ワシも身長は小っさい方だが、ワシよりちょっと小っさいのである。ワシが勝っている点といえばこれとハゲ方… ぁそれと… この男のケツを拭いてやった事がある事くらいだろうか… 

「レッドも44かぁ、信じられへんなぁ… 早いなぁ」
「あんたも半年後にはなるんやろ、今さらしみじみ言うな」

実はこのLPカズはワシときっちり半年遅れて生まれてきた男である。だからワシの誕生日はこの男の仮決算みたいなもんなのかもしれない… と訳のわからん事をたまに思ったりするのである。

「しかし44やで、44…」
「なんべんも言うな」
「今死んでもさほど不思議ではない年齢やで」
「なんちゅう例えや」
「いや33やったらなぁ、今死んだとしたら… えーっ、事故かなんか? てなもんやけどなぁ、44やとこれが… どっか具合悪かったん? になるんやでぇ実際…」
「うーん、うまい事言うなぁオッサン」
「誰がオッサンやねん」
「そう言われればそやなぁ、ある程度自分の死を現実に迫りくるものとして受入れなければならないっちゅう事やなぁ」
「そーゆーこっちゃ、俺はまだ43やし大丈夫やけどなぁ」
「変わらへんがな、あと半年やがなぁ」
「いや43と44では全然違うねん、44に意味があんねん…」
「なんでや?」
「知らんの? 44やで4が重なってるんやで、昔から日本人は生まれてから丸44年で身体が四(死)を意識するようになるって言われてんの…」
「ほんまか? 全然知らんかったわ… しかしおまえよう知っとんなぁ、そんな事…」
「いや、今考えたんや…」
「張り倒したろか!」

と、まぁこの男としゃべっているとこんな調子である。実はワシが学生の頃、漫才コンビを組んでいたというのもこのLPカズが相方であった。コンビ名は忘れもしない《ハァ ペコタンポコタン》という実に時代の最先端を突っ走るような名前であった。もちろん自分達でつけた名前ではない… 《はぁ それからどうした》という先輩コンビが勝手に自分達の門下みたいにつけたものである。そんな感じだから、どっちがペコタンでどっちがポコタンやったんやろう?などという発想はやめていただきたい。ワシらもわからんのやから… まぁこのコンビでのネタは機会があればお披露目してもいいですが、なんせ24年前のネタなんで…

「いずれにせよ、お互いそういう年齢になったし、おまえももうちょっと自分の身体の事は自分で管理せえよ… という事をわざわざ言いにきてやったわけよ」
「あーそーかいな、そらどーもおおきに… ワシかてアホちゃうにゃさかいそんな事くらいちゃんと考えとるがなぁ」

2人は焼酎を飲みながらうだうだと健康が一番やとか検査の数値がどうのとかと、深夜までしゃべり続けた。

そして…

「どーでもえーけど腹減ったしラーメンでも食いにいこか?こってりしたやつね…」
「そやなぁ、ほなワシ黒烏龍茶買うてくるわ…」

だめだ… この人達…


この記事中のワシとLPカズに関する記述はすべて事実でありますが、それ以外(会話を含む)はフィクションであります… 
念の為^^;


お好み、鉄板焼き「くま吉」近鉄伏見駅 イズミヤ近く おいしいよ^^

「居酒屋とくちゃん」東中野4丁目 ジョナサン近く よろしくね^^ 


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2007年04月20日

イケない男

地下鉄を降りて階段を上ると桜の花びらがどこからともなく舞い降りてきた。街路樹の桜もほとんど散ってしまっている。世の中全体がなんとなくそわそわして、どことなくよそよそしい、そんな季節ももうすぐ落ち着いてくるだろう… 男はそんなことを頭の片隅で思いながら重い足取りで家路を急いでいた。途中いつもの流れでコンビニへ入ろうとした。店の前ではとうてい日本人とは思えないような色の髪の毛をした若者がたむろしている。こんな光景も昨今では当り前になってきている。
「ケッ、このクズどもめ… 他にする事ないんかい!カスがっ!」
とは絶対に声に出しては言えないから、いつも心の中で叫ぶことにしている。声には出していなくても若干顔には出てしまうのか、若者の1人が睨みつけてきた。
「ジロジロ見んな!このクズがぁ…」
とは死んでも言えないから、そのままうつむくことにしている。無事に店内に入って缶ビール(発泡酒)と缶チューハイ(グレープフルーツ)といういつもの組合せを買って出た。雨が近いのかこの季節の夜にしては生暖かい空気がよどんでいる。男は疲れていた。勤めている会社の決算期という事もあって、普段にはない雑務が急増していた。仕事は出来ないほうではない、ただ、極端な合理主義者で、自分が無駄だと思う仕事に関しては徹底的に避けて通ってきた。バカだと思う上司とは話もしない、当然部下もたりである。そんな事も手伝ってか会社からは扱いにくい男として見られ続け、出世も遅い方であった。しかしなんだかんだ言ってだらだらと勤め続け、気が付けば勤続25年を迎えようとしていた。

家に着いて電気を点ける… いつもの事ながらこの瞬間にいろんな事を考えている気がする。点灯する瞬間なんてコンマ何秒かの一瞬なのだが、その一瞬に様々な思いが駆け巡る… その日の得意先でのやりとり… 会社の女子社員の言った何気ない冗談… 何年も前に別れた妻の罵声… 来る日も来る日も… 不思議な事である。とりあえずTVをつけてから風呂に入る。まるでマニュアル化されているかのようないつも通りの行動。まず帰ったら風呂に入る… もう何十年も続くこの男の常識である。理由は簡単である、ビールがうまいからである。どうせ飲むならうまい方がいいに決まっている。これも男なりの合理主義の垣間見えるところである。そしてこの日もビールを飲みながらあれこれ思っていた。
「俺はいつだって合理的だった… 信号が赤でも車が来なければ渡るし、回転寿司は全皿100円のところしか行かないし、その中でも1貫ものは取らないし、ユニクロで買う予定にないスウェットやフリースをむやみにカゴに入れたりしないし、会費3,000円以上の飲み会には参加しないし、マクドナルドではセットメニューの値段を単品ではどうなるかを必ず計算してみるし、ネクタイはドンキホーテで3本1,000円ので十分だし… 世間ではセコい男と言われ続けたが、俺に言わせりゃ〜おまえらはムダが多すぎるんだ、バカなんだよ…」
男は自分の考えに酔っていた。そして次第に思考の矛先は別れた妻との記憶に向いていった。
「あいつとも最初は何もかも合理的にうまくいってたんだ…」
恒常的に行なっていたSEXに関してもそうだった… 最初の頃は妻がイクのと男がイクのが寸分の狂いも無く同じタイミングであった。しかしある時、妻が先にイッてしまった… とたんに男はその行為がバカバカしく思えてならなかった。男の人生が変わってしまった瞬間だった。
「一緒にイカなきゃ意味がない…」
それから後も妻が先にイッてしまう日々が続いた。しかも何度も何度も連続で妻はイッてしまった。男はその度に虚しさばかりが募り、次第に自分がイク事を忘れるようになっていた。そう、イケなくなっていったのである。

男はビールを飲み干し、缶チューハイをあけながら、ふぅ〜っと溜息をついた。
「なんて身体になってしまったんだ…」
その事が原因で妻ともSEXレスになり、ついには離婚という結末にいたった。その後数年たってもまだイケない日々が続いている。もう悩んでいてもしようがないと開き直ってはいるものの、こうして1人で酒を飲んでいると、ついつい考え込んでしまう。若い頃の男は当然こんな事とは無縁であり、それどころかいくらでも早くイク事ができたものである。回転焼を食べながら1人で果てて「御座早漏〜!」と叫ぶ一発芸を持っていたほどの男である。もちろんただ悩んでいるだけでなくそれなりの医者にも診てもらったりもした。だが
「インポやEDといった状況でなく、あなたのようにビンビンに立っているのに射精出来ないというのはよくわからない…」
との見解であった。そうなのである… ちゃんと立って欲情はするのだが、最後まで至らないのである。「遅漏」とでもいうものなのか… 
「♪今さら遅漏 好きだと遅漏… 」
ついくだらん歌を口ずさんでしまう事もしばしばであった。風俗へも行ってみた… ピンサロ、ヘルス、ソープ… でもどこへ行ってもイクことはなかった。手、口、素股… あらゆるテクニックを駆使されても… あるヘルス嬢などは
「いいかげんにせえよオッサン! 何しにきとんねん!」
とアゴを押さえながらキレまくっていたほどである。

缶チューハイも飲み終わろうかという頃、意味もなく点けていたTVではマジックショーが展開されていた。また最近この手の番組が増えてきたようだ。男は知らず知らずのうちにTVの中で繰り広げられる見事な手際のマジックに見入っている。しばらくして画面に出てきたのはかわいい男の子の兄弟であった。
「俺にもこのくらいの子供がいて当然なんだがなぁ…」
男はなんとなくそんな事を思っていた。男の子達は、Y兄弟といい、そのマジックのレベルはともかくも、溌剌とした子供らしい表情と、そのポイントポイントで発せられるかけ声で人気を博しているらしい。この番組でも男の子達は次々とマジックを披露し、その都度得意のかけ声を発していた。一瞬の間があった、男の目は画面を凝視していた。
「こ、こ、これは…」
目は限界まで広がり視線は固まっていた。
「こ、こ、これかもしれない…」

男は家を飛び出した。駅前のレンタルビデオ店に自転車を走らせていた。必死の立ち漕ぎ猛スピードで到着し、息を切らせながらアダルトコーナーへ突進していった。自分が最も興奮する「熟女もの」を2本選ぶと、再び立ち漕ぎで家まで突っ走った。点けっぱなしになっていたTVでは、見た事のない若い外国人のマジシャンが驚く観客に得意顔で応えていた。男は息を整え水を一杯飲んだ。そしてビデオをセットしてからティッシュの箱を自分の横に置いた。

イケそうな気がする… 
きっとイケる… 
イッてみせる… 
自分の手で… 

画面では30半ばだろうか、男好みの巨乳の女がまだ経験の浅い若い男をリードするといった、これまたこの男好みの展開になっていった。男はズボンをおろし始めた。男のものは形状的にはすでに申し分ない状態になっていた。画面の方では巨乳がユッサユッサと揺れている… 若い男がむしゃぶりつく… 男の右手がかすかに動いた。女が若い男の股間に顔を埋めている… うめく若い男… 男の右手の動きが早くなる。女の上目遣いな顔が画面全体に映し出されている… 体勢を変えにかかる若い男… 自らの巨乳に男根を挟み込もうとする女… またもやうめく若い男… 男の息遣いも次第に荒くなり、右手の動きも久々に何かを探し当てたかのように微妙な感触を楽しんでいるようである。画面の中の若い男が何か口走った… 女の胸がアップになった… 

そして… 
ついにその時は来た… 

男は左手でティッシュを素早く抜きとり、右手は超高速で上下している… 男は叫んだ… 

「オナニーニャッ!」 

怒り狂った男のいちもつは、その年齢からは考えられないほどの角度で脈打ち、ティッシュなんか関係ないといった勢いで長年溜まりに溜まったものを大噴射させた。次々に放出されるその液体は、どういう事かそれぞれ何かの形を成しつつ恍惚と驚愕で放心状態の男の顔面めがけて襲いかかってきた。それは、学生の頃童貞を捨てた相手の微笑む姿であったり、別れた妻の鬼のような形相であったり、罵声を浴びせるヘルス嬢であったり、次から次へと形を変えて、訳のわからぬ音声を伴い挑んできた。

ぐわぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!

スズメたちのさえずりが聞こえている… カーテンを閉めていない窓から光が差し込んでいる。朝のようである。男にとって歴史的な出来事となった昨夜の自慰行為… どうやら恍惚とも恐怖とも受け取れる状況のまま眠ってしまったようだ。下半身むき出しの男は全身の力が抜けて簡単には起きられない状態であったが、残された力を振り絞るように立ち上がった。そして洗面所までなんとかたどり着き、鏡の中の自分を見た。
男は言った… 

「顔カピカピになってもうた…」




珍しく今月3回も更新してしまったが… こんなんでええのか〜?


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2006年08月24日

貧乳列車 2

そんなこんなで2週間ほどたった週末、浜崎はこっそりと営業部の若手社員3人を飲みに行こうと引っ張り出した。3人共まだ20代半ばで、部長直々に誘われたとあってかなり緊張しており、中には転勤でどこかへ飛ばされるのではないかとビクビクしている者さえいた。若手社員のそんな思惑とは裏腹に飲み会は普段のちょっと一杯となんら変わらぬ雰囲気で始まった。ただ場所だけは会社から少し離れた、浜崎らが普段絶対に行かないようなちょっと小洒落た店であった。若手社員に対する気遣いというよりは、他の社員と鉢合わせになるのを避けたかっただけで選んだ店である。

「いやぁ、今日は急にすまなかったねぇ君たち、そんなに緊張せずにリラックスして、何でも好きな物どんどん頼んでくれよ」
浜崎は普段には滅多に見せない太っ腹振りを強調していた。とは言われたものの若手社員らはそう簡単には緊張の表情を崩せなかった。営業部だけでも20以上の課があり、それぞれに課長や係長、主任がいる組織の中で、何の肩書きもない自分たちが、突然に部長直々に声をかけられたのであるから無理もない。とにかく何故この場に呼ばれたのかが釈然としないといった様子で終始していた。反対に浜崎はいたって上機嫌であった。
「君たちの日頃のがんばりは、各課長からちゃんと聞いているよ。森山君だったかな?」
「ぃゃ森川です」
「あぁすまんすまん森川君、君なんかは先月かなり成績よかったみたいじゃないかぁ?」
「いえ、たまたま運がよかっただけです。」
「たまたまでも何でもいいんだよぉ、よく言うじゃないか、運も実力のうちだって、もっと自信を持ちなさい、ガハハハハハァ」
「はぁ・・・」
浜崎は適当に選んだおとなしそうな若手社員の適当な最近の情報を持ち出し、いかにも若手と懇談する気さくな上司風を呈してその場を取り繕っていた。

幾分酒がまわったのだろうか、若手社員にもようやく表情にゆとりが見え出していた。頃合いを見計らって浜崎は、とってつけたような静かな声でしゃべりだした。
「ところでさぁ、若い君たちにちょっと聞いてみたい事があるんだよ、まぁたまたま今日こうやって一緒に飲む機会があってふと思い出したんだがね・・・」
若手社員らは身構え、そして心中思っていた。
「たまたまって・・・こんな強引なたまたまはそうはない・・・」
浜崎は構わず続けた。
「実はね、僕の友達でね、最近ちょっと悩んでる男がいるんだよ。学生時代の友人なんだがね、どうやら年甲斐もなく若い女性に恋をしちゃったみたいなんだよぉ。」
なぜか中学校の修学旅行の夜に、好きな女子を発表しあうかのごとくヒソヒソ声になっていた。
「は、はぁ・・・」
若手社員らは明らかに拍子抜けした感じで中途半端な相槌を打っていた。「その友人ってのはね、僕と同い年で、女房も子供もいるいいおやじなんだけどさ、何でも聞いてみるとね、その好きになった若い女性ってのは、なんと通勤途中で見かける女性だって言うんだよねぇこれがぁ・・・」
「は、はぁ・・・」
「つまりね、どこの誰だか名前も何もわからない女性なんだなぁこれがぁ・・・」
「・・・」
「先日ばったりとその友人と会った時にねぇいきなりそんな事言うもんだからさぁ、こっちも困っちゃってねぇ、どうしたらいい?なんて聞かれてもねぇ・・・何バカな事言ってんだよ、年を考えろよ年を、女房も子供もいるんだろって言ってやったんだがね、どうも真剣に悩んでるみたいなんだよぉ」
「・・・」
「で、君たちどう思う?ちょっと意見聞かせてよー、俺の友人を助けると思ってさぁ、今日たまたま若い君たちと一緒になったんだしさぁ」
浜崎はしきりにたまたまを強調していたが、若手社員たちは互いにちらちらとアイコンタクトをとりながら、もはやたまたまではあるまいと確信していた。
「遠慮しないで何でも言ってくれよ、君たちから聞いた事を参考にしながら友人にアドバイスしなくちゃいけないからねぇ僕も」
「は、はぁ・・・」
「なんだ、言いにくいか?じゃぁ順番に聞いていこう、まず君はどう思う?森下君」
「森川です」
「すまんすまん、年をとると物忘れがひどくてなぁ、森川君、君ならどうするかね?」
浜崎は、ここは何かまともな答えを返さないと許さんぞと言わんばかりに若い森川をじっと見つめた。
「そうですねー、ありきたりな言い様かもしれませんが、好きになっちゃったもんしょーがないと思うんですよ、だから年とか世間体とかそういうんじゃなくて自分に正直に行動するしかないと思うんですがねぇ」
「そうかぁ、やはり君もそう思うかねぇ森・・・」
「森川です」
「ぁ森川君・・・」
浜崎は今自分が1番言って欲しかった答えが返ってきた事に大そう満足し、その様子を感じとった他の2人からも、言い方さえ違えどほぼ同等の内容の答えを引き出す事に成功した。

浜崎は調子に乗ってしゃべり続けていた。
「まぁ、行動を起こしたとしてね、起こしたとしてだよ、その友人はね、なんかプレゼントとか渡した方が効果的なのかなぁ?なんせその友人はね、まじめ一本やりな男でさぁ、女性にプレゼントなんてした事ない男なもんでね、今の女房とも親の勧めで無理やり見合い結婚したような奴だからさぁ、もういやんなっちゃうよぉ、ったく・・・で、どう思う?プレゼント、した方がいい?渡すとしたら何がいい?プレゼント、うんプレゼント・・・」
浜崎は身を乗り出し、懐からペンとメモを取り出していた。若手社員らは互いにチラ見しながら、もはや友人の話ではあるまいと確信していた。嘆願するかのような目で真っ先に見つめられた森川が言った。
「ぃいや、いきなりプレゼントとかそういうのはどうかと思いますが・・・その部、いやご友人がどうしても渡したいとおっしゃるのならあれですけど、たぶんいきなりそんな事されても逆に引かれちゃうと思いますが・・・」
他の2人も森川からの助けを求めるかのような視線を受けて頷いた。

こんな質疑応答が2時間半続いた。

「いやぁ、今日はどうもありがとう。僕の友人の為に若い君たちの貴重な意見が聞けて、僕はほんとに幸せ者だぁ、こんな優秀な部下がいるんだからなぁ」
店を出た浜崎は上機嫌の極みであった。
「友人には僕の方からちゃんとアドバイスしておくよ、いやぁ、ありがとう、ありがとうね」
重ねて3人に礼を言いつつ、別れ際、この年代にありがちなガッチリ握手をそれぞれと交わし帰路についた。若手社員らはなぜかニコニコしながら
「部長!ごちそうさまでしたっ!」
と一斉に頭を下げた。浜崎はそんな光景には気付かないかのごとく、駆け足だかスキップだかわからない弾み方で、地下鉄の入り口へ消えて行った。

浜崎は飲んだ後の電車の中とは思えないほど意識が冴えていた。貧乳列車が運んでくれた幸せを噛みしめながら、「よし、月曜日の朝に決行する。今の自分の気持ちを大切にするんだ、51年目の俺は生れ変わったんだ。新しい俺になるんだ・・・」週明けの月曜日は浜崎の51回目の誕生日であった。

里見千秋がこの線で通うようになって半年が経とうとしていた。短大を卒業後、親戚のコネで入社にこぎつけた中堅製薬会社に勤めていた彼女は、月曜日にしてはいつもより幾分空いていると思われる車内で辺りを見回していた。人、物、なんとなくの雰囲気と、すべてが違って見えていた。やがて憂鬱さが増し、最も通りたくない乗換え駅が近付いてくる、いつも扉にもたれるように立っていた千秋は、この日も押し出されるように1番にホームに降り立つと、いつものようにホームに並んでいる隊列に祈るような気持ちで目を向けた。最初に目が合ったのは・・・黄色のネクタイがその知的さを強調するかのような長身の若いサラリーマンであった。やはりここでも違っていた。ありえないほどの違い様に千秋の顔からは思わず笑みがこぼれた。
「どうしてこんな事に気付かなかったんだろう、たった1本早い電車に乗るだけで、こんなに気分が晴れるなんて」
と、心の中でつぶやいた。次に乗る線に向けて2、30歩ほど進んだであろうか、コーナーを曲がりながら今度は知らず知らず一人ごちていた。
「もうあんなハゲ電なんかまっぴらよ・・・」
すれ違いざま一見、出来るサラリーマン風の中年男がこちらを振り返ったような気がしたが、千秋はまっすぐ前だけを見据えていた。
「黄色のネクタイか・・・」
ヒソヒソ声でささやきながら・・・



疲れたのでこれで終わりにします^^;
スンマセン・・・



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2006年08月18日

貧乳列車

ガタンガタンガタンガタン・・・ガガァー・・・キィーッ・・・
ものすごい轟音と共に電車はホームに滑り込んできた。毎日聞き慣れている為かそんな轟音も騒音には程遠いほど耳に馴染んでいた。浜崎吉弘はその電車の風圧で髪の毛が乱れるのを極端に恐れていた。いつものようにさりげなく頭を押さえ神経を頭上のものに集中させている。何を隠そう、浜崎はヅラを被っている。もうすぐ51歳になる彼は、30を越えたあたりから薄くなり始めたのが気になってしょうがなく、33歳になった頃からヅラに手を出してしまい、今では外したくても、外すに外せない状況に追い込まれている。ただ、ぱっと見た感じではそれなりに出来るサラリーマン風の大手電気メーカーの営業部長である。

電車が止まりドアが開く、多くの線の乗り換えポイントとなっているこの駅にはものすごい数の人間が押し出されてくる。早朝という事で、当然サラリーマンやOLがその大半を占めている。浜崎はいつもながらの光景が自分の視界の中で慌ただしく移動していくのを感じながら、いつもながらの事を心の中で反芻していた。
「ったく、毎日毎日、どいつもこいつも・・・変わりばえしない奴らだなぁ・・・1人や2人くらいもっとボーンと出た奴はいねぇのかよ・・・あの最初に降りてくるお姉ちゃんもなぁ、かわいい顔してんだけどなぁ・・・もったいないなぁ」
ガラ空きになった車内に入れ替わるかのごとく、浜崎を含む大勢の人間がベルトコンベヤーで流されるように順序よく押し込まれていく。そしていつもの座席にいつものリズムで腰を掛けた。隣や向かい側の席にも同じようにいつもの見慣れた人間が毎日再生されるビデオを見るかのように着席していった。浜崎はここでも思っていた。
「この電車はおっぱいの大きい女は乗っちゃいけない事になってるんじゃねえかぁ、信じられないねぇ、乗ったら乗ったで巨乳どころか、おやじばっかりだしよぉ、隣も前も・・・」
確かに見渡してみると大半が男性であった。しかも事もあろうに浜崎と同じような頭の持ち主が正面に座って眠り始めていた。
「おいおい、なんだよその頭、バレバレなんだよーおっさん、アデ○ンスか?アート○ーチャーか?ったく、こっちが恥ずかしくなるよ」
浜崎は営業部の新入社員にさえ見破られている自分の頭の事は棚に上げ、心の中でつぶやいていた。隣は隣で、これまた見事なツルッパゲが新聞に異様に目を近づけながら必死で読んでいる。
「な、なんなんだよこのハゲチャビン、焦点距離が短すぎるんだよ、気持ち悪いおやじだなぁ・・・」
と、これまたヅラを外せばさほど変わらないであろう自分の頭は置いてき、しきりに眉間に皺をよせていた。

いうまでもなく浜崎はいわゆる「おっぱい星人」といわれるタイプで巨乳な女性が大好きであった。きっかけは40半ばの時、出張先で初めて行った風俗でFカップのルルちゃんに凄まじいサービスを受け昇天してしまったという、いたって単純な事であった。以来彼は出張時は必ず風俗へ行き、巨乳な女の子を指名しては日頃の憂さを晴らすといった具合であった。

来る日も来る日も浜崎はぼやき続けていた。いつしか彼はそんな電車を「貧乳列車」と名付けて、なんともならない現状を嘆くがごとく早朝のひとときを過ごしていた。そんな貧乳列車をめぐる毎日の中で、浜崎には最近ちょっと気にかかる事があった。いつも最初に降りてくる、あのかわいい女の子とよく目が合うという事であった。以前からかわいい娘だなぁとは思ってはいたし、実際浜崎からはそれなりの視線を送っていたのは事実であったが、やはりバストがあまり大きくなかったので、そんなには気にとめていなかった。とはいえ、若いかわいい女の子と連日すれ違い、しかも目が合うなどという状況は、50のヅラおやじとしてはときめかないはずはない。浜崎は内心、
「ひょっとして俺の事・・・年上のしぶい男性・・・なんて思ってるのかなぁ・・・」などと1人ニヤケていた。
「俺の方から声をかけた方がいいのかなぁ・・・一応妻子ある身だからなぁ・・・困っちゃったなぁもう・・・」浜崎は真剣に迷っていた。


たぶん続く・・・



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2006年06月03日

金のハゲと銀のハゲ・・・

ある山の中に、たいそうええかっこしいの男が住んでいました。男は、筋肉質で背が高く、しなやかに伸びた長い髪を携えた、それはそれは女性だけでなく、誰が見ても惚れ惚れするような「いい男」でした。ただ少々その男には問題がございました。それは、自分の事しか考えず、ええかっこうするためなら、平気でウソをついてしまうという悪い癖の持ち主だったのです。

ある時、男は言いました、
「俺はすごい早い球を投げられるんだ、150kmなんて簡単だぜ、ホラッ!」
そして男は落ちていた木の実をその持ち主であった木に向かって力一杯投げました。
「痛いよ〜、やめてくれよ〜」
木の精は泣きながら訴えました。またある時、男は言いました、
「俺は火を吹く事が出来るんだぜ、ホラッ!」
そして男は予め仕込んでおいた油を口から吹き出し、咲いていた花に向かって火を飛ばしました、
「熱いよ〜、やめてくれよ〜」
花の精も必死で叫びました。他の山の仲間たちの間でもその男の悪い評判は有名でした。

男の名前はリチャードクレイダーマンドリコワというややこしい名前でした。男はその長いややこしい名前は覚えてもらえず、山の仲間からは単純に「オッサン」と呼ばれていました。オッサンの悪行は治まる事を知らず、日々山の仲間を怯えさせていました。ただ、オッサンには絶対に人には言えない秘密があったのです。秘密といっても本人以外はみんな知っている「公然たる秘密」なんですが・・・

ある晴れた初夏の昼下がり、暇を持てあましたオッサンは、池の上にその枝を隆々と伸ばした松の木の上で昼寝をしていました。そしてコックリコックリと眠ってしまい、首から上が、ガクンガクンしていました。そして危うく木の上から落ちそうになり、ハッと目覚めた瞬間、なんと頭が池の中に落ちてしまったのです。いいえ、正確には髪の毛が落ちていったのです。そうです、オッサンはヅラだったのです。「公然たる秘密」とはこの事だったようです。オッサンは焦りまくりました。なんてったって、ええかっこうしいなので、この現場を見られたら大変です。とりあえず、松の葉を頭の上に乗せて急場をしのぎながら、
「あぁ、まずいよ〜、こんなところ見られちゃったら俺様の立場が・・・」
とオロオロしていました。

この光景を密かに見ていた木の精や、花の精、それに鳥や虫といった山の仲間たちは、笑いをこらえるのに必死でした。そしてみんな心の中で言いました、
「おーい、みんなぁ、オッサンの奴、罰があたったぞ〜、ざま〜みろ〜」
「この期に及んでまだ隠してるよ〜、バッカじゃねぇか〜」・・・
でも心の優しい山の仲間たちは、次第にオッサンがかわいそうになっていき、なんだか哀れにさえ思えてきたのでした。それを察知したのか、池の主で、この山を司る水の精が姿を現しました。そしておもむろに男に問いかけました。
「おい、オッサン、オッサンて・・・おまえやおまえ・・・そこの門松みたいな頭したオッサン!おまえや!」
「わ、私ですか?」
「おまえしかおらんやろが、めでたい頭しやがってからに・・・」
「は、はぁ」
「おまえか?なぁ?なんか訳わからん毛の塊落としたんは?あぁ?」
「は、はいそうです、早く返して下さい」
「しゃぁないなぁちょっと待っとけ」
水の精は池の中にその姿を消したかと思うと、ほんの一瞬で再び現れ、
「これか?おまえのヅラは?あぁ?」
と言いながら、黄金に輝く見事な金髪のヅラを掲げました。
オッサンは目をまんまるにしながら、
「おぉ、すっげぇーかっこいいじゃん・・・」
と、ええかっこうしいの血が騒ぎ出しました。しかし、オッサンは思い直したのでした。
「まてまて、昔、斧を池に落とした男の伝説を聞いた事がある・・・確かあの話は・・・」
そしてオッサンは静かに答えました。
「いえいえ、とんでもございません、私が落としたのは、そのような光り輝く立派なヅラではございません・・・」
「そうか、違うのか・・・」
言うや否や、水の精はもう一方の手に持っていた銀色にきらめく、見事なヅラを掲げながら、
「では、こちらの方か?」
と再び問いかけたのでした。
「おぉ、これまためっちゃいけてるやん・・・」
と、またまた心の中がざわめきました。が、オッサンは、
「いや、まだだ、まだ早い、確かもう1回チャンスはあったはずだ、うんうん・・・」
と思い直し、
「せっかくですがそれも私のものではございません・・・」
と殊勝な顔を装い答えてみせました。
「うむ、これも違うんか?」
水の精はやや困り果てたように首をかしげました。
オッサンは、心の中で叫んでいました、
「早く次の普通のを出してこいよ・・・そして正直者の俺は・・・ウヒヒヒヒィ・・・」
「ではしばらく待っといてんか」
水の精は、再び水の中に姿を消し、今度はしばらく現れませんでした。
オッサンは水の精がなぜ関西弁なのか?との疑問が一瞬脳裏をかすめましたが、そんな事はどうでもよいほど、次の瞬間を待ちこがれていました。
「なにをしてるんだよ〜、はやく持ってきやがれ、こんどはちゃんとそれですって言ってやるからよー」
オッサンははやる気持ちを抑えきれずにつぶやいていました。
そして水の精が現れ、その瞬間が訪れました。
「たいへん長らく〜おまんたせいたしました〜・・・」
「くだらん前置きはいらないんだよ!」
オッサンは予期せぬ水の精の引っ張りに苛立ちを露わにしました。
「おまえが落としたヅラはこれか?」
水の精は、ずぶ濡れになった小汚いヅラをその手に掲げました。
待ってましたとばかりに、そして自信まんまんに、
「そうでございます、その小汚いヅラこそ紛れもなく私のものでございます、早く返して下さい」
しばしの静寂がこの山を包み込みました。山の仲間たちは、密かに、このやりとりを見守っていました。そして、その静寂を打ち破るがごとく、水の精は言い放ったのでした、
「けっ!、汚いオッサン!、向こいけっ!」

この言葉が合図となったのか、あちこちから、大きな笑い声が聞こえ出しました。そうです、木や花の精や、鳥や虫たち、そして今まで、このオッサンにいじめられていた、山の仲間たちが腹を抱えて笑い出していたのです。あまりの笑い声で山がガンガン揺れるほどでした。オッサンは未だに自分が笑われている事に気づいていません。
「なぜだ?俺は正直に言ったじゃないか?おい・・・なぜなんだ?」
水の精は、深くため息をつき、あきれたようにオッサンに言いました。
「まだわかっとらんのか?なにが正直じゃ!」
「・・・」
「今のおまえの、そのありのままのハゲ頭が本当の正直な姿やろ!」
「・・・」
「私は、今までええかっこうしてヅラを被っておりましたが、これが私の真の姿でございます、もう被るものなどございません・・・と、こう言うのが正しい答え方じゃろが・・・」
「うっ・・・」
やられたとオッサンは正直に思った。

次の瞬間、オッサンは妙に肩の荷が下りたような気分になり、今までの中途半端な気分が嘘のように晴れ晴れとしてきたのでした。そして、そんなオッサンの気持ちの変化を察したのか、ゲラゲラと軽蔑の笑いを発していた山の仲間たちが、口々に言い出しました、
「ぎゃはははは、ハゲ!わかったか?」
「なかなかいけるで、ハゲ!」
オッサンはニコニコと笑っていました。不思議と腹は立たず、すごく穏やかな時が流れ出しました。

気が付くと水の精の姿はどこかへ消えていました。静かな山の中に、あちこちから、
「ハゲ!」
「ズルムケ!」
「ピッカリくん!」
などの声がこだましていました。

オッサンは照れながらもその笑顔はたえませんでした。もちろん、オッサンはその日から山の仲間をいじめるような事はなくなりました。
ハゲたし ハゲたし・・・




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posted by レッドフォックス at 02:29 | 京都 | Comment(17) | TrackBack(0) | お話
2006年05月26日

中途半端じゃイヤ?

♪チャカチャンリンチャンリンチャンリン・・・デンデン・・・
H:ハイどーもこんにちはハゲでーす
U:ウララでーす
両:2人あわせて、ザ・ハゲウララッ!(両手を顔を挟むように前に出す)
H:どーもご無沙汰してまーす
U:ほんま久しぶりやねぇ君・・・
H:いやぁ、ガラにもなく忙しゅうてねぇ
U:結構な事やないのこのご時世で
H:そーでもないでー、君、ストレス溜まる一方で・・・
U:まぁ、そういう年頃やししゃーないねぇ
H:そうそう、そういう お・と・し・ご・ろ ^^
U:気持ち悪いなぁ君ぃ、急に目ぇパチクリさせてからに・・・
H:話変わるけど、ワシ実はブログやってますねん
U:急になんやねんな^^;
H:知ってるか?ブログて・・・
U:知ってるわいな、もう・・・レゴとか、いろいろあるねぇ
H:そらブロック!来ると思てた、想定の範囲内や・・・
U:あぁ、あのバレーボールでスパイクされた時、飛んで手あげて止めるやつ・・・
  顔に当たりそうで、めっちゃ怖いなぁあれ・・・

H:それもブロック!2連発か!確かに顔当たりそうで怖いけど・・・
U:あぁ、ほな緑のカリフラワーみたいな・・・
H:ブロッコリーっ!だんだん離れとるがな!
U:日記みたいなホームページやろ
H:知っとるんやったらすっと言え!
U:いやぁ一応、近代漫才のお約束として・・・
H:で、そのブログでやなぁ、「ブログランキング」いうのがあるんや
U:ブログランキング?
H:そや、今やいろんなブログがいっぱいあるやろー、そういう中から面白いブログをランキング形式で紹介するサイトがあるんや。
U:ほー、そのランキングちゅうのは誰がきめるんや?
H:さぁ、そこやがなぁ・・・それはやなぁ、それぞれのブログを見た人がやなぁ、自分が面白いと思ったら所定の位置をクリックする事でそのブログの人気ポイントが加算される・・・っちゅう仕組みなんや
U:なるほどなぁ・・・ハァーッ!クリッククリック!(Hのちんちんを2回突っつく)
H:やめなさいっ!なにすんねん急に・・・
U:いやぁ、君のランキングが上がるように所定の位置をダブルクリックしてるんや
H:なんでここが所定の位置やねん!訳わからんわ!んで、なんでダブルやねん!
U:えーっ!ほなトリプルがええんか?
H:違うわ!シングルでええねんシングルで!1回だけでええねん!
U:チーン!(Hのちんちんを1回突っつく)
H:ここちゃう!なんでここにこだわんねん!ブログやブログ!まずブログを見ろ!
U:あぁ、ブログねぇブログ^^; で、どんなブログなん?
H:それがなぁ、こう、なんて言うかなぁ・・・カテゴリー的に言うとなぁ・・・
U:誰がエテコのゴリラやねん!
H:いやいや違うがな、誰もそんなん言うてへんやん、カテゴリーっ!
U:カテゴリーね^^; 種類みたいなもんやね^^;
H:まぁそういうもんや、それにはなぁ、スポーツとか、エンタテイメントとか、ファッションとか、年代別の日記とか・・・いろいろあるんや
U:ふん、なるほど
H:ところがやなぁ、ワシのはなぁ、内容的にみても、特にこだわってる事もないし、更新も滞り気味でとても日記などとはほど遠いもんやし、「ブログ村」ていうランキングサイトでは、とりあえず「その他」という、ついでみたいなカテゴリーに参加してるんや^^;
U:ま、それはええけど、なんやそのー「ブログ村」て?
H:なんやて、それはそういう名前なんや、ランキングサイトの・・・
U:村なんや、で、なんで村やねん
H:知らんがな^^;そこの管理人さんが決めはったんやろ・・・管理人さんも自ら「村長」て言うてはるし・・・
U:ふーん、「ブログ市」とか「ブログ区」とかではあかんねんな・・・
H:いや、あかん事はないけどやなぁ、「ブログ村」っちゅう方が、こう、なんちゅうか・・・なんとなく牧歌的でええやろ〜
U:そうかなぁ
H:だいたい「ブログ区」「区長」て、ゴロ悪いやろが^^;
U:まぁ何でもええわ、ほんでそのカテゴリーがどないしたん?
H:あそうそう、それやねん・・・別にええんやけどな、「その他」ちゅうのもタイトルとしてどうかなぁて思うねんなぁ^^;
U:確かになぁ・・・「その他」てなぁ^^;「ノンカテゴリー」くらいにしといて欲しかったねぇ
H:ま、ワシみたいなええかげんなブログやってる奴が言える事でもないんやけどな、
U:ほな言うなや
H:いや、ほなて、冷たいなぁあっさりと・・・だからね、ワシみたいに更新の滞り気味の人とかな、いまいちカテゴリー的にしっくりこない人とか、内容が定まらない人とかの為にね、カテゴリーを考えたんよ・・・
U:ほー、で、なんやの?
H:「中途半端」・・・どう?
U:中途半端ブログ〜?
H:そう、中途半端
U:そんなん登録する奴おるか?
H:ここにおるがな^^
U:あんたはええわいな
H:更新が滞り気味とか、内容が微妙に面白くないとか、なんとなく疲れているとか・・・そういう人が集まるんですわ
U:・・・
H:更新が1ヶ月あいたと思たら連日書いてみたりとか、内容もエロいオナニーネタ書いたと思たら、次の日に年金問題について8,000字くらい熱く語ったりとか、コメントに対して無視したり、食いつきすぎたりとか・・・ま、そういう人がね・・・
U:なんとも言えん価値観やね^^;
H:そや、だから、きちんとしたらアカンねん・・・
U:なんやそれ
H:そらそやがなぁ、「中途半端ブログ」やでぇ・・・中途半端にやらな・・・
U:ランキングの基準が難しいなぁ
H:面白かったらアカンねん、読んだ後「だからどやねん?」ていうような内容とかな、更新のパターンが崩れた時とか・・・そういう時にクリックしてもらうねん
U:よっ!中途半端っ!ちゅう感じやな^^;
H:そうそう
U:それって名誉なんか?
H:ブログランキング ブログ村 「中途半端ブログ」第1位て・・・
U:・・・?
H:・・・話変わりますけど、私昨日ねぇ、ちんちんの皮剥きながら社会保険庁の保険料の不正免除について考えてたんですけどね・・・
U:おい、おい、おいっ!
H:ん?
U:おまえ、無理に中途半端にしよと思てるやろ
H:あら、わかった・・・
U:わかるわいな、エロネタからいきなり堅い話してからに・・・
H:あぁ、その事かいな^^;
U:それ以外に何があんねんな?
H:いや、実はな・・・ワシ、中途半端に仮性包茎やねん^^;
U:もうえわっ!
両:どーもありがとうございましたー^^


ブログ村 村長様 「中途半端ブログ」是非御一考を^^;


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posted by レッドフォックス at 23:55 | 京都 ☔ | Comment(10) | TrackBack(0) | お話
2006年05月07日

もうすぐハゲる君たちへ・・・

夫と子供たちを送り出し、いつも通りの静かな朝のひとときが流れ、ほっと一息ついた月曜日、まだ耳慣れない電子音がその静寂を打ち破った。つい先日つけかえたばかりの電話器の呼び出し音だ。
「ハイハイハイ・・・ちょっと待っておくれやっしゃ〜」
と1人ごちながら、久美は電話機へ駆け寄った。ナンバーディスプレイは駅前の理髪店を表示していた。夫の和夫が月1回利用している店で、空き具合を確認するために番号を登録していたようである。昨日行った時なんか忘れ物でもしたのかなぁ?とか考えながら受話器をとった。

「はい、木村でございます。」
「あ、駅前の床屋でございます。いつもご主人様にご利用いただきまして、ありがとうございます。」
商売人らしい歯切れのいい挨拶に、久美はいつも店の前を掃除している店主らしき中年男の顔を思い浮かべていた。
「あぁ、どうもお世話になっておりますぅ・・・主人が忘れ物かなにか?・・・」
「いやぁ、違うんです。も、もちろんご主人様の事なんですけどね・・・」
「は、はぁ・・・」
「電話ではちょっと・・・奥様、今日にでもうちへ来ていただけませんか?」
さっきの歯切れの良さは消えていた。
「あの〜、どういうご用件でしょうか?」
「だから・・・ちょっと電話では・・・」
「わかりました、お昼までにはお伺いします。」
「スミマセン、大事なご用件なもんで・・・じゃ、詳しくはまた後で。」

久美は新緑の街並木を眺める余裕もなく自転車を走らせた。店は月曜日で休業で青と赤のクルクルサインにもカバーがかかっていた。看板を見上げながら思った、
「バーバー馬場て・・・ややこしい名前やなぁ。」
久美は一人小さく突っ込みながら、鍵のかかった店のドアをノックした。
「すみませぇ〜ん、電話いただきました木村ですけどぉ〜」
やや大げさに問いかけながら、薄暗〜い店内をガラス越しに見回していた。
と、その時、後ろから肩をたたきながら、
「奥さん・・・」
と囁きかけられ、久美はぎょっとしながら振り向いた。店主であろう中年男だった。
「こちらへどうぞ。」
裏口の方へ案内され、中へ通された。店主は仰々しく、
「馬場でございます。お呼びだてして申し訳ございません。」
と、名刺を差し出した。
《バーバー馬場 店主 馬場章夫》
関西に生まれ育った久美は、〈ごめんやす、馬場章夫です〉のフレーズが頭の中を駆け巡った。馬場は話を急いだ。

「早速なんですが、奥様・・・ご主人の頭なんですがねぇ・・・」
「は、はい・・・」
「お気を落とされずに聞いていただきたいんですが・・・」
「・・・な、なんなんですかぁ?」
「ご、ご主人は・・・あと、あと2年・・・いや、1年で・・・完全にハゲます。」
「ハ・・ゲ・・・ て・・・ ギャハハハハ〜」
ハゲという言葉を聞いたとたん、関西のおばはん丸出しで大笑いした久美。
「お、奥さん、お気を確かに・・・大丈夫ですか〜」
「ハゲるて〜、もうすでにハゲ始めとるやん、おっちゃん今頃何言うてんのん?」
「お、奥さん・・・ハゲるんですよ〜、毛、毛がなくなるんですよ〜、奥さん」
「もう、ええわ!わざわざ呼び出しといてそんな話かいなぁ・・・もう堪忍してや〜おっちゃん、バーバーか馬場か知らんけど〜、すました振りして損したわ〜ほんまに・・・」
「お、奥さん、こ、これを見て下さい。ご主人の頭髪カルテです。」
馬場はファイルを開いて久美の前に差し出した。そこには、一見、医者が書くようなカルテもどきの横文字が並んでいた。
〈YH―S4・ZABI〉
「何ですのん、これ?」
「あ、これはですね、YH・・・ヤングハゲ、つまり若ハゲですね・・・それのステージ4・・・つまり、もうかなり進行してしまってほぼ手遅れ・・・というか、もうハゲ散らかしてるっていうか・・・」
「ギャハハハ、ヤングコーンみたいに・・・ ほな、このZABIは?」
「あぁ、これはザビエル型のハゲという意味でして・・・」
「ギャハハハハハ〜 ZABIて、ローマ字やんこれ・・・ギャハハハハ〜」
久美は完全に笑いのツボにはまっていた。
「あんたオモロイわ〜、おっちゃん。久々に笑わしてもろたわ〜」
「お、奥様、この件は、ご主人様には私からお伝えした方がよろしいでしょうか?それとも奥様から・・・」
「ギャハハハハ〜、もう勘弁して〜・・・どっちゃでもええわ!そんなもん、アタシが言うといたるわ・・・お父ちゃんハゲるらしいで〜って・・・もうハゲとるわ〜て突っ込まれるだけやけどなぁ ギャハハハハハ〜」
「お、奥様〜、まじめに考えて下さい!」
「はぁ〜、オモロ〜 さすがバーバー馬場・・・ ほな帰るわ、おっちゃん」

久美は家に帰り、和夫の帰りを笑い転げながら待っていたのであった。
           ・
           ・
           ・
まぁ、このように、ハゲというものは、人の考え方一つで、どえらい事にもなるし、オモシロおかしい事にもなるし・・・っていうつまらんお話でした。

そらオモロイ方がええわなぁ^^ 笑い飛ばせ!

ハゲウララ ハゲウララ



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posted by レッドフォックス at 23:31 | 京都 ☔ | Comment(14) | TrackBack(0) | お話
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